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フジサンケイ ビジネスアイ 2月29日(水)8時15分配信

 カンボジアの国道1号は、プノンペンからベトナム・ホーチミン市へと走る途中、カンダール州とプレイベン州の州境にあるメコン川をフェリーで渡る。10分程度の短い船旅だが、物流と人流の主要道だけに、混雑時には3、4時間待たされることもある「ボトルネック(進行阻害要因)」となっている。ここに、日本の無償資金協力で「ネアックルン橋梁(きょうりょう)」が建設されている。総事業費121億7900万円。2015年に完成すれば、メコン川で分断されていた国道1号が陸路でつながる。また、タイ、カンボジア、ベトナムの3カ国をつなぐ大動脈「南部経済回廊」がすべて陸路となり、経済発展を続けるこの地域の連携に、大きな役割を果たすことになる。

 ◆「多柱基礎」を採用

 ネアックルン橋梁は、横浜のベイブリッジと同じ「斜張橋」と呼ばれる橋梁形式。斜めに張ったケーブルが特徴だ。橋本体の長さは640メートルで、本体に至るアプローチ橋部分を加えれば全長2215メートルに及ぶ。カンボジアで最も大きな橋だ。

 橋建設の調査が始まったのは04年4月。日本の国際協力機構(JICA)が、カンボジア政府による環境影響評価、住民移転などの対応策を支援し、着工したのは6年余り後の10年12月だった。

 橋の特徴の一つは、メコンの流れに耐えるために採用された「多柱基礎」だ。メコン川の流れは秒速2メートル。自転車で走るのと同じ速さだ。また乾季と雨季の水位差が8メートル近くある。橋は、こうした水位や水量の変化に耐えるものでなくてはならない。多柱基礎を採用したこの橋では、中央部にある高さ約130メートルの2つの主塔が、それぞれ22本の杭(くい)によって支えられている。

 1本の杭は、直径2.5~2.7メートル、長さ70メートル。このうち50メートルが地中に埋め込まれる。多柱基礎は「うず潮」で知られる大鳴門橋にも使われているという。

 また、メコン川がホーチミン市へとつながる国際航路として利用されていることから、大型コンテナ船がスムーズに通ることができるように、橋の高さは最高水位から37.5メートルを維持している。

 ◆メコン発展に寄与

 橋の建設には、カンボジアならではの課題もふりかかる。

 一つは、不発弾だ。橋の建設予定地近くには、かつてポル・ポト派の弾薬庫があり、また同地は内戦の激戦地だったため、多くの不発弾が埋まっていた。カンボジア国軍やカンボジア地雷対策センター(CMAC)により、すでに4000発以上の不発弾が発見され、撤去された。ただ、その後の徹底的な調査と処理により、不発弾などによる事故はこれまで1件も起きていないという。

 また、11年後半にカンボジアを襲った大規模な洪水では、工事用の船着場が浸食され崩れ落ちるなどの被害が出た。川岸の浸食は「種々の検討から橋の寿命といわれる100年で約200メートル」と予測していたが、昨年は大洪水によって1年で30メートルも浸食されてしまった。

 日本のカンボジア支援の歴史の中で、橋は象徴的な役割を果たしている。内戦終結後の1992年、日本は、内戦で破壊された「カンボジア・日本友好橋(チュロイチャンワー橋、プノンペン市)」の復旧に対する無償支援を表明。カンボジア復興支援のシンボルとなった。

 また、02年に完成したコンポンチャム州の「きずな橋」は、日常で最もよく使われる500リエル札(約10円)の絵柄となった。ネアックルン橋梁も、経済成長を続ける新しいカンボジアの象徴となり、メコン地域の発展に寄与することが期待されている。(カンボジア情報誌「ニョニュム」編集長 木村文).

最終更新:2月29日(水)8時15分

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カンボジアの発展のために日本がインフラ整備としてアジアの「南部経済回廊」をつなぐ大事な橋を建設することは非常に大きな意味がある。
他国も後進国支援で世界に様々な橋を建設したが、倒壊してしまったものもあった。
カンボジアと日本の友好を表すような堅牢な橋を完成させて欲しい。

By MT
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