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ダイヤモンド・オンライン 4月20日(金)8時30分配信

 マレーシアのクアラルンプール国際空港では、入国審査カウンターに向かう途中で、変わった写真群を目にすることになる。

 最新の医療機器、ずらりと並ぶCT画像、微笑む医師や看護師、満足気にベッドに横たわる患者の写真などだ。マレーシアの病院や政府機関などによるメディカルツーリズム(医療観光)の広告だ。

 メディカルツーリズムとは、病気の治療や検査のために海外の医療機関を受診すること。東南アジアや中南米の諸国では、メディカルツーリズムを外貨獲得の手段として産業化し、外国人患者の受け入れを積極的に行っている。

 マレーシアは、2009年3月に保健省傘下にメディカルツーリズム専用の推進組織「MMTC(The Malaysia Healthcare Travel Council、マレーシア医療観光協会)を設立。 2010年にメディカルツーリズム専用の公式ウェブサイトを開設し、その事業拡大に本腰を入れている。

 メディカルツーリズムに詳しい多摩大学の真野俊樹教授は、「かつてマレーシアはタイやシンガポールに比べると、メディカルツーリズムの体制は遅れていた。それが最近、国家の重点経済分野の一つとして位置づけ、成長産業として育成している」と説明する。

 マレーシア政府は、「特に日本人の患者をターゲットとする医療体制を整備し、マーケティング活動を積極的に行いたい」(MHTC幹部)という方針を打ち出している。

 日本人の患者がターゲット? 多くの人は疑問に思うに違いない。

 日本は国民皆保険制度を導入していて、原則として治療費の3割負担で良質な医療が、全国のどこの医療機関でも受けられる。民間保険中心で医療格差が激しい米国などとは違い、臓器移植などの特別な領域を除き、わざわざ外国まで治療を受けに行く患者はいないのではないか、と思うだろう。

 なぜ、マレーシア政府は日本に特別に関心を持ち、注力するのだろうか。

 その理由は、日本人の長期滞在者(ロングステイ)を増やし、外貨を獲得するというロングステイ振興策「マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)」政策に結びつくからだ。

 MM2Hとは、一定水準以上の定期預金(または収入)があることを条件に、最短1年から最長10年までの滞在を許可される海外ロングステイ者向けのビザだ。

 じつはマレーシアは、日本人の定年退職者を中心に人気があり、海外ロングステイ希望先として5年連続で1位の国なのである(ロングステイ財団による調査)。

 MM2Hを取得する外国人も、中国、バングラデシュ、英国に次いで、4番目に多い。日本人は有望な“お得意様”候補なのだ。

 しかも日本では今後、ロングステイの対象となる定年退職後の年金生活者が急増する。2015年には“団塊の世代”がすべて65歳以上となり、65歳以上の人口は総計3277万人にもなる。これは総人口に対し、26%にも相当する比率だ。

 60歳を超えれば、何らかの持病を抱える人は少なくない。突然、病気にかかるリスクも高くなる。

 マレーシアのロングステイ事情に詳しい早稲田大学国際学術院アジア太平洋研究センターの小野真由美助手は、「マレーシアは日本に比べ、物価が安く、暖かくて生活しやすい。他の東南アジア諸国に比べても治安が良く、交通や生活のインフラも整っている。ただし、医療面では『本当に大丈夫なのか』と不安を感じる高齢者は多い」と語る。

 しかし実際は、首都のクアラルンプールのパンタイ病院やHSCメディカルセンター、ペナン島のアドベンティスト病院、ローガンライ病院など、最先端医療に対応し、日本語のわかる医師やスタッフが常駐している民間病院がある。

 アドベンティスト病院で前立腺がんの手術やペースメーカーの埋め込み手術を受けた日本人患者らは、「手術後の経過は良好で満足している。何よりも医師の態度が日本のように偉そうでなく、非常に好感が持てる」と口を揃える。

 内科専門医の資格を持つ真野多摩大学教授は、「これら民間病院は、日本の病院と比べても、医療水準は遜色ないほど高い。だが、日本ではこのような病院が存在することが知られていない」と認知度の低さを指摘する。

 そこで、マレーシア政府はロングステイ希望者が増えそうな日本人に対して、従来以上に医療面での受け入れ体制を充実させるほか、マレーシアの医療体制を積極的にPRする計画だ。

 具体的には、2015年までをめどにMHTC内での日本語対応の窓口やウェブサイトを設置するほか、日本人医師の招へい制度などを検討している。先端医療を行う民間病院に対しては、日本語のパンフレットや日本語対応スタッフの充実などの協力を求めるという。

 マレーシアの民間病院でも、日本人患者の受け入れを期待してか、日本の企業や民間病院との提携話が進行している。例えば大手のパンタイ病院グループは、2011年4月に三井物産と資本提携を結んだ。

 日本の“団塊の世代”をターゲットとした医療や介護面での受け入れ体制は、タイなどの周辺国でも充実させる動きがある。

 東南アジア諸国でのこうした競争により、生活環境や医療・介護環境は今度さらに整備されていくだろう。現在以上に、老後を海外で過ごそうと考える人が増えていくと思われる。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 山本猛嗣)

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マレーシアでのロングステイ。
記事の通り「マレーシアは日本に比べ、物価が安く、暖かくて生活しやすい。他の東南アジア諸国に比べても治安が良く、交通や生活のインフラも整っている。」
さらに、「(マレーシアの)これら民間病院は、日本の病院と比べても、医療水準は遜色ないほど高い。」
こう聞けば、定年退職後のロングステイとしてではなく、今すぐにでもマレーシアに移住したくなる。
まあ、私は自分の仕事と子供の教育の問題があるが...。
マレーシアの公用語はマレー語だが実際は英語中国語が使用されている。
マレーシアがメディカルツーリズムに力を入れているとあるが、外国人のための医療翻訳英語中国語で問題ないだろう。
日本もメディカルツーリズムを狙っているがやはり東南アジアの国々に出遅れていないだろうか。
外国人客を受け入れるより、日本人が海外に流出することが多くなりそうだ。

By MT
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2012/04/22(Sun) 03:45:59 |  まとめwoネタ速suru
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