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2012.4.26 06:00 SankeiBiz

【ロンドン=木村正人】ロンドン五輪の開幕まで3カ月余り。前回の北京五輪と同じメダル数4位を目標に掲げる開催国の英国で、「にわか英国人」論争が過熱している。海外生まれの選手がにわかに英国籍を取得したり主張したりして、英国の代表で五輪に出場することに関し、英保守系大衆紙が「英国オリンピック委員会(BOA)はメダルの数を増やしたいだけ」と批判キャンペーンを展開したのがきっかけだ。

 日本でもタレントの猫ひろしさんがカンボジア国籍を取得し、同国のロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれた。英国では多重国籍が認められているとはいえ、ロンドンが五輪開催地に選ばれた2005年以降に英国籍を取得したり主張したりして出場権を獲得した選手は、代表約550人のうちおよそ50人に上る。

 論争の発端は3月、トルコ・イスタンブールでの世界室内陸上競技選手権大会。同大会の英陸上チームの主将に選ばれた、女子ハードルのティファニー・ポーターさん(24)に対し、英大衆紙デーリー・メールの記者が「英国歌を歌ってみてくれ」と意地悪く質問した。

 「私は自分を常に英国人であり、米国人であり、ナイジェリア人と意識してきた」と公言してきた彼女は、「もちろん全部知っているわ。でも私は歌唱力で認められたわけではない」と質問をすり抜けた。

 ポーターさんは米国生まれで父はナイジェリア人、母は英国人。08年の北京五輪で米国代表として出場権を逃した後、10年に英国代表になった。

 五輪憲章には「同時に2つ以上の国籍を持つ競技者は自己の判断により、どちらの国を代表してもよい」とある。米国と英国の国籍を保有するポーターさんの出場資格に何の問題もないのだが、「どうして主将にまでする必要があるのか」と同紙は嘆いてみせた。

 英国は、足ではなく手を使う球技の競技人口が少ないといわれる。

 そのためか、ハンドボール代表選手のうち19人がスカンディナビア半島出身、バスケットボールの10人がオランダ、スーダン、カナダなどの出身、バレーボールも9人が海外生まれだ。

レスリングもウクライナやブルガリア出身者に依存しており、英国籍取得のためウクライナ人選手5人が英国人選手と結婚していた。これでは、アフリカ出身の選手を買い集めるバーレーンやカタールなどと同様、「メダル至上主義」と批判されても仕方がない。

 「裸足の天才少女ランナー」と騒がれた南アフリカ出身のゾーラ・バッドさん(45)も、1984年のロサンゼルス五輪に出場するため英国籍を取得した。その頃、アパルトヘイト(人種隔離政策)をとる南アはスポーツでも国際社会から孤立していたからだ。

 当時、バッドさんに英国籍取得を勧めたデーリー・メール紙は今、「これ以上、国籍という概念が軽視され、才能を効率的に買い集める状況が進行すれば五輪の本質的な意味がなくなる」と警鐘を鳴らしている。

 冷戦終結でベルリンの壁が崩壊し、国境が選手たちの五輪出場を阻んだ時代は幕を閉じた。五輪という自分の可能性に挑む機会が広がったことを肯定するのか否定するのかも、国家ではなく個人が判断する時代が訪れつつある。

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オリンピックに出場するために国籍を変えることは、フィギュアスケートで良く聞く。
しかし、今回のオリンピックで英国がこのような選手を多く抱えていることは知らなかった。
オリンピックは純粋に人間の限界に挑戦する崇高な場だと思う。
国別のメダル獲得数も各スポーツ界にとってはその後の軍資金と結びつくため大事であるが、本来の目的を失ってほしくない。

By MT
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